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慣らし保育とは?進め方と期間の目安など保護者が知っておきたいコツをご紹介

  • 24 分前
  • 読了時間: 8分

「慣らし保育」って何?なぜ必要なの?



保育園への入園が決まってほっとした一方で、「慣らし保育」という言葉を聞いて、具体的に何をするのか分からず不安に感じている方も多いのではないでしょうか。


慣らし保育とは、子どもが新しい環境(保育園)に少しずつ慣れていけるよう、入園直後の一定期間、通常より短い時間から預かりをスタートし、段階的に保育時間を延ばしていく仕組みのことです。


なぜこうした期間が設けられているかというと、子どもにとって保育園は「初めて長時間、保護者と離れて過ごす場所」だからです。


環境の変化は大人が思う以上に子どもの心身に負担がかかります。そのため、いきなりフルタイムで預けるのではなく、少しずつ環境に触れる時間を増やすことで子どもが安心して過ごせるようになることを目指しています。


また、慣らし保育は子どもだけでなく、保育士が一人ひとりの子どもの様子(食事の好み、睡眠のリズム、体調の変化に気づくポイントなど)を把握する期間としての意味も持っています。


慣らし保育の一般的な流れとスケジュール



慣らし保育には全国一律の基準がなく、期間や進め方は園によって異なります。


1〜2週間程度と案内されることもありますが[1]、実際にはお子さまの年齢や様子に合わせて調整されます。


慣らし保育の一般的な進み方


慣らし保育では、最初から通常の時間で預けるのではなく、短時間の保育から始めるのが一般的です。その後、給食や午睡を経験しながら、段階的に預かり時間を延ばしていきます。


段階

預かり時間の目安

園での過ごし方

最初の段階

1〜2時間程度

園の環境や先生と過ごすことに慣れる

次の段階

お昼ごろまで

園での給食を経験する

その次の段階

午睡後まで

園でのお昼寝を経験する

最終段階

夕方まで

通常保育に近い時間で過ごす

慣らし保育終了後

通常の預かり時間

通常保育へ移行する


ただし、これは一般的な流れを示した一例です。すべての園が同じ順序や日数で進めるわけではありません。


横浜市も、慣らし保育の期間や内容は、お子さまの年齢や利用する保育所等によって異なると案内しています。[2]


入園前の説明会や面談で、通園予定の園のスケジュールを確認しておきましょう。


予定より長引くことはある?


慣らし保育は、必ずしも最初に案内された日程どおりに終了するとは限りません。お子さまの年齢や園での様子などを踏まえ、園と保護者が相談しながら、預かり時間や期間を調整することがあります。


予定が変わる可能性も考え、入園前に次の点を確認しておくと安心です。


  • 慣らし保育は何日程度を予定しているか

  • 初日のお迎えは何時か

  • 給食や午睡は何日目から始まるか

  • 期間やお迎え時間が変更されることはあるか

  • 変更する場合は、どのように相談して決めるか


仕事復帰日は余裕をもって決める


慣らし保育中は、通常より早い時間のお迎えが必要です。そのため、入園日と仕事復帰日を同じ日にすると、送迎への対応が難しくなる可能性があります。


可能であれば、慣らし保育の期間を考慮し、余裕をもって仕事復帰日を調整しておきましょう。


ただし、入園後いつまでに復職する必要があるかは、自治体によって異なります。通園予定の園だけでなく、お住まいの自治体や勤務先にも事前に確認することが大切です。



子どもがなかなか慣れない・泣いてしまうときの向き合い方



慣らし保育中によく見られる子どもの様子


慣らし保育が始まると、登園時に泣いたり、保護者から離れようとしなかったりすることがあります。


泣いている子どもを園に預けるのは、保護者にとってもつらいものです。ただ、慣らし保育中の子どもの様子は一人ひとり異なります。


  • 別れ際は泣いていても、保護者の姿が見えなくなると落ち着く

  • 数日間は泣いていても、少しずつ遊べる時間や笑顔が増えていく

  • 最初は落ち着いていたものの、数日たってから泣くようになる

  • あまり泣かず、比較的早く園での生活になじむ


泣く日が続くと、「うちの子だけ慣れていないのでは」と心配になるかもしれません。しかし、別れ際には泣いていても、そのあとは遊んだり、食事をしたりして過ごしていることもあります。


登園時の様子だけで判断せず、園でどのように過ごしているかを保育士に聞きながら、その子のペースを見守っていきましょう。


保護者としてできること・心構え


子どもが新しい環境に慣れるまで、家庭ではどのように接すればよいのでしょうか。


特別なことをするというよりも、子どもの様子を見ながら、園と一緒に慣らし保育を進めていくことが大切です。


こんなとき

意識したいこと

朝、なかなか離れられないとき

「行ってきます」「あとで迎えに来るね」と伝え、保育士に預けます。園から見送り方について案内されている場合は、その方法に沿って送り出しましょう。

帰宅後に甘えたり、機嫌が崩れたりするとき

慣れない環境で過ごした疲れが出ているのかもしれません。できる範囲でスキンシップや休息の時間を取り、家庭ではゆったり過ごせるようにしましょう。

園での様子が気になるとき

送迎時の会話や連絡帳を通じて、食事や睡眠、遊んでいるときの様子を聞いてみましょう。家庭で気になった変化も保育士に伝えておくと、園と家庭の両方から子どもの様子を見守れます。※1

預けることがつらくなったとき

子どもだけでなく、保護者も新しい生活に慣れる途中です。不安や罪悪感を無理に抑え込まず、気になることは園のスタッフや家族に話してみましょう。※2


慣らし保育は、子どもが園に慣れるだけでなく、保護者が園での子どもの様子を知り、保育士との関係を築いていく期間でもあります。気になることがあれば一人で抱え込まず、些細に思えることでも保育士に相談してみましょう。


保護者の仕事復帰スケジュールとの調整のポイント



慣らし保育を考えるうえで、多くの保護者が悩むのが、仕事復帰のタイミングです。


慣らし保育中は、午前中や給食後など、通常より早い時間のお迎えが必要になります。入園日と仕事復帰日を同じ日にすると、「仕事に戻ったばかりなのに、もうお迎えに行かなければならない」という状況になりかねません。


仕事復帰を控えている場合は、次の点を早めに確認しておきましょう。


  • 園のスケジュールを確認する

    慣らし保育の予定期間だけでなく、初日のお迎え時間や、通常保育へ移行するまでの流れを確認します。お子さまの様子によって期間が変わる可能性も聞いておくと、予定を立てやすくなります。

  • 自治体が定める復職期限を確認する

    育児休業からの復職を理由に保育園へ申し込んだ場合、入園後いつまでに復職する必要があるかは自治体によって異なります。復職日を遅らせることで、保育園の利用に影響する可能性もあるため、自治体の案内を必ず確認しましょう。[1]

  • 勤務先に早めに相談する

    園から案内されたお迎え時間を勤務先に伝え、復帰日の調整ができるか相談します。難しい場合は、有給休暇や短時間勤務、時差出勤、在宅勤務など、利用できる制度がないか確認してみましょう。厚生労働省も、慣らし保育中は通常どおり働くことが難しくなる場合が多いとしています。[2]

  • 送迎や急な連絡への対応を決めておく

    パートナーや家族と、慣らし保育中の送迎をどのように分担するか話し合っておきます。園から体調不良などの連絡があったときに、誰がお迎えに行くかまで決めておくと、いざというときに慌てずに済みます。


なお、慣らし保育の期間を確保するために、育児休業を自由に延長できるわけではありません。保育所等に入れないことを理由に育児休業給付金の支給期間を延長するには、一定の要件があります。2025年4月からは、速やかな職場復帰のために保育所等へ申し込んでいたかどうかも確認されています。[3]


園の予定、自治体の復職期限、勤務先で利用できる制度の3つを確認したうえで、無理のない復帰日を考えましょう。


すべてを予定どおりに進めようとせず、「予定が変わったら誰に相談するか」まで決めておくと、少し気持ちに余裕が生まれるかもしれません。


お子さまが毎日過ごす保育園に、もっと安心できる仕組みを。



慣らし保育が進むと、園でのお昼寝も始まります。

2024年に保育施設などで報告された死亡事故3件のうち、2件は睡眠中に起きています。[1]


また、1歳未満の子どもは、うつぶせで寝貸せた場合に、突然亡くなるリスクが高いことが分かっています。[2]


だからこそ、寝ている間も、体の向きや呼吸を丁寧に見守ることが大切です。


「ベビモニ」は、うつぶせ寝を見つけると先生に知らせ、毎日のお昼寝の見守りと記録を支える見守りカメラです。


お子さまが通う園にも、ベビモニを紹介してみませんか。




まとめ



慣らし保育は、子どもが新しい環境に少しずつ慣れていくための大切な期間です。


期間や進め方は園によって幅があり、「絶対にこうなる」という決まった型があるわけではありませんが、段階的に預かり時間を延ばしていくという基本的な考え方は共通しています。


子どもが泣いてしまったり、なかなか慣れなかったりしても、それ自体は多くの保護者が経験する自然な過程です。


園と密に連携を取りながら、保護者自身も無理をしすぎず、見通しを持って臨んでいただければと思います。

 
 
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