地域型保育事業とは?認可保育園との違いやメリット・デメリットを分かりやすく解説
更新日:9月28日

保育園を探していると、「地域型保育事業」や「小規模保育」という言葉を目にすることがあります。
「普通の認可保育園とは何が違うの?」
「少人数の保育園みたいだけど、認可外ではないの?」
「2歳までしか通えないって本当?」
と疑問に思う方もいるでしょう。
地域型保育事業とは、主に0〜2歳の子どもを、認可保育所より少人数の単位で保育する、市区町村の認可事業です。
この記事では、地域型保育事業の種類や認可保育園との違い、メリット・デメリット、3歳以降の預け先や保育料まで、保護者向けにわかりやすく解説します。
地域型保育事業ってどんな保育?認可保育園との違いも解説

ここでは、地域型保育事業について、どのような保育サービスなのか、認可保育園と何が違うのかをわかりやすく紹介します。
小規模保育は認可外保育施設と混同されることもありますが、地域型保育事業は市区町村の認可を受けた保育サービスです。 主に0〜2歳の子どもを対象に、小規模保育や家庭的保育など、さまざまな形で保育を行っています。
■ 地域型保育事業には4つの種類がある
地域型保育事業は、保育する人数や場所によって4種類に分かれます。

保活で比較する機会が多いのは、このうち小規模保育事業です。
小規模保育事業は、職員の資格要件などによってA型・B型・C型に分かれています。
A型: 保育従事者が原則すべて保育士
B型: 保育従事者の2分の1以上が保育士
C型: 家庭的保育者を中心に保育する
同じ小規模保育でも職員体制が異なるため、園を比較するときはどの類型なのか確認しておくとよいでしょう。
■ 認可保育園とは何が違う?
大きな違いは、施設の規模と対象年齢です。

つまり、地域型保育事業も認可された保育の選択肢の一つです。
「認可保育園に入れなかったときに利用する認可外施設」ではなく、少人数での保育など、それぞれに特徴があります。
地域型保育事業を選ぶメリットと注意点

ここでは、地域型保育事業のなかでも利用する機会の多い小規模保育を中心に、メリットと注意点を紹介します。
■ 少人数だからこそのメリット
小規模保育は、原則6〜19人の少人数で保育を行います。人数が少ないため、一人ひとりの発達や個性に合わせた保育を行いやすいことが特徴です。
例えば、東京都中野区でも、小規模保育について「一人ひとりの発達状況や個性に合わせたきめ細かな保育」を行い、スタッフと保護者も関係を築きやすいと紹介しています。
そのため、0〜2歳のうちは、大人数よりも少人数の環境で過ごしてほしいという家庭にとって、選択肢の一つになります。
■ 入園前に知っておきたい注意点
0〜2歳児を対象とする地域型保育では、2歳児クラスを終えたあと、別の保育施設などへ移る場合があります。
卒園後の受け皿として「連携施設」が設けられていることもあるため、入園前に3歳以降の進路を確認しておくとよいでしょう。
また、園庭の有無や行事、延長保育などは施設によって異なります。見学時には、設備だけでなく日々の過ごし方も確認しておくことが大切です。
■ 地域型保育事業が向いている家庭は?
小規模保育は、
少人数の環境で過ごしてほしい
子どもの様子を保育者と共有しやすい環境を希望している
大人数より小さな集団での生活を希望している
といった家庭にとって、検討しやすい選択肢です。
一方で、0歳から就学前まで同じ園に通わせたい場合は、認可保育園や認定こども園なども含めて比較するとよいでしょう。どの施設が合うかは、家庭が重視することや子どもの性格によっても変わります。
入園する前に確認したい3つのこと

地域型保育事業を検討するときは、「3歳以降の預け先」「保育料」「申込み方法」の3つを確認しておきましょう。
■ 3歳になったらどうなる?
0〜2歳児を対象とする地域型保育では、2歳児クラスの年度末で卒園するのが基本です。
卒園後も保育を利用できるよう、認可保育園や認定こども園、幼稚園などを「連携施設」として設定する仕組みがあります。
ただし、連携施設や卒園後の進み方は施設・自治体によって異なります。入園前に、
3歳以降はどこに進む子が多いか
連携施設や優先的に利用できる枠があるか
を確認しておきましょう。
なお、2026年からは3〜5歳児のみを対象とする小規模保育も全国で制度化されています。対象年齢は施設ごとに確認してください。
■ 保育料はいくらかかる?
地域型保育の保育料は、世帯の所得などに応じて市区町村が定めます。
0〜2歳児は、住民税非課税世帯であれば幼児教育・保育の無償化の対象です。このほか、きょうだいの人数や自治体独自の制度によって負担が軽くなる場合もあります。実際の金額は、お住まいの市区町村で確認しましょう。
■ 申込みはどうやってする?
0〜2歳で保育を必要とする子どもは、基本的に「3号認定」を受け、市区町村に利用を申し込みます。
基本的な流れは、
市区町村に認定・利用を申し込む
市区町村が利用調整を行う
利用する施設が決まる
という形です。
申込時期や必要書類、選考の基準は自治体によって異なるため、お住まいの市区町村の最新情報を確認してください。地域型保育事業を検討するときは、施設の規模だけでなく、実際の保育の様子や職員体制、安全対策、3歳以降の預け先まで確認して選ぶことが大切です。
お昼寝中の安全対策も、確認してみませんか?

園を選ぶときは、保育内容や通いやすさだけでなく、どのような安全対策を行っているかも確認しておきたいポイントです。
なかでも、保護者からは普段なかなか見ることのできないのが、子どもがお昼寝している時間の見守りです。
■ 保育園のお昼寝中、どんな見守りをしているか知っていますか?
乳児のお昼寝では、うつぶせ寝による窒息などに注意が必要です。そのため保育園では、子どもが眠っている間も、呼吸や寝ている向き、体の様子などを定期的に確認しています。
ベビモニは、子どもがうつぶせになったことを検知すると、すぐにアラートで保育士に知らせます。 保育士による見守りに加えて、システムでも変化に気づけるようにすることで、お昼寝中の安全対策を支えています。
「通っている園では、どんな方法で見守っているんだろう?」
と気になった方は、ぜひご覧ください。
まとめ

地域型保育事業は、認可保育園とは少し仕組みが異なるため、最初は分かりにくく感じることもあるかもしれません。ただ、小規模保育をはじめ、少人数ならではの環境に魅力を感じる家庭にとっては、大切な選択肢のひとつです。
園を選ぶときは、対象年齢や保育料、3歳以降の預け先だけでなく、実際の保育の様子や職員体制、安全対策なども確認してみてください。
この記事が、地域型保育事業について知りたい方や、これから保活を進める方の参考になれば嬉しいです。




