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保育業界にも”DX”って必要?いま注目されている理由と、はじめの一歩(後編)

  • emcjpn
  • 4月24日
  • 読了時間: 6分

更新日:4月25日



前回の記事では、保育業界でDX(デジタルトランスフォーメーション)が注目されている背景や、DXによってどのような変化が起きているのかを紹介しました。 

  

しかし、「実際に取り入れようとすると、何から始めれば良いのか分からない」「導入にかかるコストや職員の反応が不安」といった声も多く聞かれます。 

  

そこで今回は、実際にDXを導入した保育園の具体的な取り組み事例を通じて、導入時の工夫や乗り越えた課題をご紹介します。 

現場目線のリアルな声をもとに、DXへの第一歩を踏み出すヒントをお届けします。 

 

前編が気になる方はこちらをご覧ください。 


DXを進めるときの“よくある不安”と解消方法 


「DX」と聞くと、「うちの園には関係ないかも」「パソコンが苦手だから無理そう」──そう感じる方も少なくないかもしれません。 


ですが実際には、保育士さんの負担を減らし、子どもと向き合う時間を増やすための手段として、DXは少しずつ保育の現場にも広がり始めています。 


ここでは、現場の先生方からよく聞く“不安”と、それに対する“具体的な解消策”をご紹介します。 


不安1:職員が使いこなせるか心配 

解消方法:まずは単機能で操作が簡単なツールから始めてみる。 


現場の声として多いのが「新しいシステムに慣れるまでが大変」という不安です。 

 

その場合は、出席管理や午睡チェックなど、“毎日必ず行う業務”に特化したシンプルなツールから始めるのが効果的です。日々の業務の中で無理なく繰り返し使うことで、自然と操作に慣れていく職員が多いのが特徴です。 

 

不安2:費用が心配 

解消方法:国や自治体の補助制度を活用する。 


ICTの導入を考える中で、「費用の負担が大きいのでは?」と心配される園は少なくありません。 

 

ICT導入にあたって、費用面のハードルを感じる園も多いですが、実は国や自治体の補助制度を活用できる場合があります。 

 

導入前には、自治体の担当窓口などに「対象ツールかどうか」「補助金の申請方法」などを確認しておくことがポイントです。 

 

またベビモニは、全国の認可保育園、認可外保育園、企業主導型保育園、小規模保育園など、さまざまな保育園において、補助制度を活用した導入支援の実績がございます。 

 

「補助金を使って導入できるか不安…」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。 

 

補助金のご相談はこちらから! 


不安3:現場に馴染むか不安 

解消方法:一気に変えるのではなく、「部分導入」や「お試し導入」から始める園も多い。 


「今のやり方を急に変えるのは不安」という声もあります。 


そこで、記録業務だけ、午睡チェックだけ、など一部の業務からデジタル化を始める園が増えています。ツールによっては“お試し導入”ができるものもあり、現場に無理なく取り入れることができます。 


保育業界のDX化はどこから始める? 


事例1:毎日の書類業務から 

保育日誌や指導案などの書類作成は、保育士にとって大きな負担の一つです。 ICTシステムを導入することで、テンプレートの活用や自動入力機能により、書類作成の負担を軽減できます。  

 

また、書類の一括管理が可能となり、持ち運びや紛失のリスクも減少します。これにより、残業の削減や持ち帰り仕事の防止につながり、保育士が子どもと向き合う時間を確保しやすくなるでしょう。 


事例2:保護者との連絡をスムーズに 

連絡帳やおたより、登降園の通知なども、ICTツールを活用することで少ない負担で行えます。  

  

たとえば、保育園と保護者のコミュニケーションを円滑にするために、連絡帳やおたより配信、登降園連絡などの機能を備えたICTツールが活用されています。  

 

これにより、保育の様子をリアルタイムで伝えることができ、保護者の安心感が増し、信頼関係の構築にもつながっています。 


事例3:午睡チェックの負担を軽減 

午睡チェックは毎日の大切な業務ですが、同時に保育士にとっては業務的にも心理的にも負担の多い業務だと思います。5-10分ごとに目視での確認や手動での記録が必要で、忙しい日々の中で負担に感じることが多いでしょう。 

  

そこで、午睡センサーを導入すると、この負担を軽減できます。センサーは子どもの体動を自動で感知し、異常があればすぐにアラートを出してくれます。保育士とシステムのダブルチェックを行うことで、より安全性の高い環境で安心して園児に向き合うことが可能です。 

 

カメラ型午睡チェックセンサー『ベビモニ』なら 


午睡センサーにはいくつかの種類がありますが、体に機器を装着したり、マットを敷くタイプは、準備や片付けの手間が少しかかります。


子どもの動きによってはセンサーが外れてしまうこともあり、チェックの手間が完全には無くならないともあります。 


そんな中、「ベビモニ」はカメラ型の午睡チェックセンサーとして、保育現場の声から生まれました。


天井にカメラを設置するだけで、1台で複数の子どもを同時に見守ることができ、日々の午睡チェックの負担をぐっと軽くできます。 

 

ベビモニの主なメリット: 

設置がシンプル

天井にカメラを設置するだけで使い始められるので、毎日の準備や片付けが不要です。 

アラート機能

うつ伏せ寝を検知すると、すぐにアラートで知らせます。 

記録も自動で

午睡の様子を自動で記録するので、手書きの手間が減ります。 

ICT機器と連携可能

コドモンなどのICT機器と連携させ、書類作成の削減や保護者との連絡をスムーズにすることも可能です。 

また、午睡チェックのみのシンプルな設計ですので、「職員が使いこなせるか」と心配していた保育園様にもスムーズに導入いただいています。 

 

さらに、無料のトライアルもございますので、「まずは試しに使ってみたい」をいう保育園様にも対応可能です。 

 

実際に、千葉県市川市の小規模保育園「ミニミー」さんでは、ベビモニを導入したことで、午睡チェックの負担が軽減され、保育士が心の余裕を持って働ける環境づくりに役立っています。 

 

 

午睡センサーの導入は、保育士の業務負担を軽減し、子どもたちと向き合う時間を増やす一助となります。まずは、午睡チェックの効率化から始めてみてはいかがでしょうか。 

 

ベビモニに関する製品の問い合わせはこちらから! 

 

まとめ 


保育業界でDXを進めることは、単なる効率化にとどまらず、保育士が園児たちとしっかり向き合える時間を確保するための大切な手段です。 

  

今回ご紹介したように、書類業務の軽減、保護者との連絡の円滑化、午睡チェックなど日常業務の負担軽減など、現場での「困りごと」を解決するために、少しずつ導入を進めている保育園が増えています。 

  

はじめからすべてを変える必要はありません。できるところから、少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。 

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